引っ越しの不用品処分はどうする?方法5つの比較と、退去日から逆算するスケジュール

引っ越しで出る不用品の処分は「期限」との勝負です。自治体の粗大ごみ、引越し業者の引き取り、買取・譲渡、家電4品目のリサイクル、回収業者の5つを費用と手間で比べ、退去日から逆算した申し込みの順番、退去前の片付けで気を付けることをまとめました。

引っ越しの不用品処分は「期限」が先に決まっている

普段の片付けと違い、引っ越しの不用品処分には退去日という動かせない期限があります。区の粗大ごみは申し込みから収集まで日数がかかり、家電 4 品目は区の収集に出せません。方法を選ぶ前に、「いつまでに何を手放すか」を先に決めておくと、引っ越し当日に部屋に物が残る事態を避けられます。

処分方法は5つ

方法向いている物費用注意点
1. 区の粗大ごみベッド、棚、布団、自転車など処理券(品目ごとに数百円〜)申し込みから収集まで 1〜2 週間。収集日は指定される
2. 引越し業者の引き取り当日まで使う家具業者ごとに設定対応していない業者が増えている。家電 4 品目は対象外のことが多い
3. 買取・譲渡製造年の新しい家電、状態の良い家具無料、または収入になる引き取り手が見つかるまで時間がかかる
4. 家電リサイクル(4 品目)テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンリサイクル料金 + 収集運搬料金区の粗大ごみには出せない。販売店か受付センターへ
5. 回収業者・片付け業者量が多い、搬出が大変、日時を指定したい作業料金(見積もり)許可の有無と総額を事前に確認

1. 区の粗大ごみに出す

いちばん安い方法です。一辺がおおむね 30cm を超える家具や家電が対象で、区の粗大ごみ受付センターにインターネットか電話で申し込み、処理券(多くの区で A 券 200 円・B 券 300 円)を貼って収集日の朝 8 時までに出します。

ただし、申し込みから収集までは日数がかかります。大田区の案内では約 2 週間(大田区: 粗大ごみ)、足立区ではインターネット申込は希望日の 7 日前まで(足立区: 粗大ごみの出し方)です。引っ越しシーズンの 3〜4 月はさらに先になることがあります。一度に大量に出す場合は、区によって「臨時ごみ」の制度があります(大田区: 臨時ごみ、足立区: 臨時ごみ)。区ごとの申込先と手数料は対応エリアの各区のページにまとめています。

2. 引越し業者に引き取ってもらう

引越しと同じ日に持っていってもらえるのが利点ですが、不用品の引き取りをやめた業者や、対応を一部の支店に限る業者が増えています。見積もりのときに「何を」「いくらで」引き取れるかを確認してください。

家電 4 品目(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)については、引越し業者が運ぶには原則として販売店か区の収集ルートに乗せる必要があり、経済産業省と環境省は引越し業者に対して「お客様に早めの手配を伝えるように」と求めています(経済産業省・環境省: 引越業者における廃家電4品目の取り扱い(PDF))。引越し業者に任せるつもりでいて、当日に断られるのがいちばん困るパターンです。

3. 買取・譲渡

製造から年数の浅い家電や、状態の良い家具は、リサイクルショップの出張買取やフリマアプリ、譲渡の掲示板で引き取り手が見つかることがあります。費用がかからないどころか収入になる一方、相手の都合に合わせるため時間が読めません。期限の 3 週間以上前から動き、見つからなければ別の方法に切り替える日を決めておきます。

4. 家電4品目はリサイクルのルートへ

テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは家電リサイクル法の対象で、区の粗大ごみには出せません。買い替えなら新しい製品を買う店、処分だけなら購入店か、23 区の家電リサイクル受付センターに申し込みます。自分で指定引取場所に持ち込めば収集運搬料金はかかりません。手順と費用の内訳は冷蔵庫の処分方法5つと費用の内訳にまとめています。

5. 回収業者・片付け業者に頼む

量が多い、エレベーターの無い建物で搬出が大変、退去日の直前にまとめて片付けたい。こうした場合は、日時を指定して運び出しから任せられる業者が向いています。家庭から出るごみの収集運搬には市区町村の許可が必要なので、会社名・所在地・許可の有無と、リサイクル料金を含めた総額を書面で確認してから頼んでください。「無料回収」を巡回するトラックには渡さないでください。

退去日から逆算するスケジュール

時期やること
1 か月前持っていく物と手放す物を分ける。買取・譲渡に出す物を決めて動き始める
3 週間前区の粗大ごみを申し込む(収集日は退去日の数日前に)
2〜3 週間前家電 4 品目の引き取りを販売店か受付センターに申し込む
1 週間前買取・譲渡で決まらなかった物を、粗大ごみの追加か業者への依頼に切り替える
引っ越し前日〜当日残った物を確認。業者に頼む場合はこの日に合わせて運び出し
退去立ち会い部屋を空にして掃除。残置物があると撤去費用を請求されることがある

ポイントは、粗大ごみと家電の申し込みを「先に」入れておくことです。収集日が先に決まれば、それまでに他の物の判断を進められます。

退去前の片付けで気を付けること

  • 賃貸では、残した物(残置物)の撤去費用や、片付け不足による原状回復費用を退去時に請求されることがあります。部屋を空にして掃除まで終えてから立ち会いに臨みます
  • 粗大ごみは、集合住宅では指定された置き場に出します。引っ越しの前日に出し忘れると、新居に運ぶか業者に頼むしかなくなります
  • 退去日が迫ってから量の多さに気付いた場合は、全部を自分でやろうとせず、残りを業者に頼む判断を早めにするほうが結果的に安く済みます

当センターに頼む場合

当センターでは、引っ越しに合わせた不用品の運び出し・回収と、退去前の片付け・清掃をお受けしています。洗濯機や冷蔵庫 1 台だけの運び出しから、部屋に残った物のまとめての片付けまで、退去日に合わせて日時を調整します。家電リサイクル法の対象品は法律に沿った方法で処分し、料金は現地確認のうえ作業前に書面でお見積もりします。詳しくは引っ越しの片付けと不用品回収をご覧ください。

よくある質問

引越し業者・回収業者・区の粗大ごみで、いちばん安いのはどれですか?

ほとんどの場合、区の粗大ごみです。ただし収集日が選べず日数がかかるため、期限が近い場合は業者に頼むほうが結果的に安く済むことがあります(退去日を過ぎると残置物の費用がかかるため)。

引っ越し当日に合わせて回収してもらえますか?

区の粗大ごみは日時指定ができません。当日に合わせたい場合は、引越し業者のオプションか、日時を指定できる回収業者・片付け業者に相談してください。

物が多すぎて自分では無理そうです。

部屋ごと、または「持っていく物以外すべて」という形でまとめてご相談いただけます。写真を送っていただくと、作業日数の見込みをお伝えできます。

まとめ

引っ越しの不用品は、区の粗大ごみ・引越し業者・買取や譲渡・家電リサイクル・回収業者の 5 つを、物の種類と期限で使い分けます。粗大ごみと家電 4 品目の申し込みを先に入れ、買取や譲渡は期限を決めて動き、残った分を業者に頼むのが、費用と手間の両方で無理のない進め方です。当センターへのご相談はご相談・お問い合わせから。

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